日々日々ほぼほぼ数珠つなぎ

気楽に綴る日記です

バカとブス

自分の中で、これを言われると心がザワザワする言葉がある。

それは「バカ」と「ブス」。

誰だって嫌だと思うけどね。。。

 

バカは、罵声としてのバカじゃなくて「頭が悪い」というニュアンスの方。「ドジ」とか「おっちょこちょい」は平気。「デブ」も平気。でも上の2つは本当にイヤ。

あとは、他人に言われてもどうでもいい(慣れただけでムカつくはムカつくけど)が、身内に言われるのはキツい。身内というのは、文字通り血縁の人間もそうだし、自分の中でこの人は大丈夫と思ってる友人とかも含め。

 

 

最近夫がなにげなく投げてきた放言で、自分でもビックリするくらいショックを受けて感情が揺さぶられたことがあり、上記のパターンがはっきり自覚できた気がする。

 

 

①バカ=頭が悪い

夫は前から私がなにかドジをしたり、できないことがある時に、それを嬉しそうに突いてくるところがあった。

例えば何か忘れ物をしたときに「ママ(私のこと)っぽいよね〜」とか、「ママってこれもできないからさ〜」とか。

夫いわく、それは愛情からくる「いじり」らしいのだが、私が不快感をあらわにしても「いじっただけだよー怒んないでよーごめんー」と言ってまともに取り合わないところも心底腹立たしい。

(「いじり」などという言葉はいじめっ子が自分を正当化したいだけのただの言い訳で、死滅しろ、と思ってる)

 

真面目に不快だったので、「娘のできないことは応援するし揶揄したりしないのに私に同じことができないのは何故か」と聞いてみたことがある。

夫はハッとした顔で「ごめんなさい」と謝ってくれた。

(そういうところはすごく尊敬している)

 

改善してくれてはいるのだが、

最近、娘と夫とカードゲームをしていて、私が1番負けたことがあった。

負けること自体はよくあることなのでどうでもいいのだが、その時勝った夫が私に向かって「頭つかってないんじゃない?もっと頭使いなよ」と言ってきた(ニュアンスとしては、やーいやーい、という感じで)。

ゲームはウノで持ちカードの運などもある中で、負けた=頭使ってない、と短絡的に言ってきたことも気になったが、それ以上に嫌だったのは、そんな夫を見て娘も全く同じように「ママ頭使ってないから負けたんじゃない?」と、夫と同じくバカにした口調で言ってきたことだ。

娘の言動自体に腹が立ったのではなく、こうやって敗者のことはバカにして良い、というのが娘にインストールされてしまったことに怒りを感じてしまった。

自分の勝利を喜ぶことと、敗者の死体に蹴りを入れるようなことは全く別物だと思う。

スポーツマンシップとか知ってるか?

 

 

②ブスおよびそれに近いもの

夫の友人仲間たちと行った旅先で、夫から「○○さん(夫の友人)は美人が好きだから△さん(夫の別の友人の奥さん)には優しくしてくれるけど、ママは無理じゃないかな」と言ったことがあった。

 

一瞬この人は何を言ってるんだ?と思ってしまうほど不躾な言葉に固まっていると「そんなにマジで怒んないでよいつものいじりだよ〜」と夫はヘラヘラ笑っていた。

今すぐ一人で飛行機に乗って家に帰りたいくらい腹が立ったが帰るわけにもいかず悔しくて民宿の非常階段でこっそり泣いた。

 

実際に○○さんに冷遇されたわけではないが、正直もうこの先この団体で旅行に行くのも嫌。

 

△さんが美人なことは明白だし、自分が不美人なこともわかっているけれど、だからといって何故勝手に優遇冷遇の別を受ける対象にされないといけないのか。

ショーケースに入った商品みたいに勝手に値段をつけられた気分だ。

あなたは娘が同じ理由で誰かに冷遇されたとしたらそれでもヘラヘラとうちの娘は美人じゃないから〜とでも言うのか(言わせないけど)。

これがなにかしら美を競うオーディションの場とかならともかく、友人たちで集まって遊ぶような場でいきなり優劣つけられる理不尽。

少なくとも私の友人には、友人の配偶者のルックスで態度を変えるような輩はいないし、夫の発言は夫の友人の人間性を貶めるような発言なのにそれに気づいていないことにも絶望的な気持ちになった。

 

夫に面と向かってブスと言われたことはないし(「デブ」はある)、意識的にか知らないが「可愛いよ」という言葉はよく言ってくるが、所詮口先だけとわかっているのでこの先夫に何を褒められても白けた気持ちにしかならない。